20年以上の実績
⾦融業界へのソリューション

直接市場執⾏

FinIQは独⾃のネットワークで為替、為替・株系デリバティブ、および仕組商品の電⼦的な流動性が確保できる ようにし、また投資信託、債券、株をパートナーネットワークで執⾏する。

投資商品・証券

投資商品・証券取引プラットフォームでは、注⽂、執⾏管理、コーポレート・アクションだけでなく、投資会計を含めている。対象商品: 債券、株、投資信託、 IPO、ヘッジファンド、 保険、「Repo」、 仕組預⾦(為替・株・⾦利系含み)、 MM預⾦

デリバティブ・仕組商品

デリバティブ・仕組商品の取引プラットフォームはプライシング、逆算、電⼦取引、注⽂管理、⼿動取引、書類作成、為替・株仕組商品のライフサイクル分析、そして、⽀払いを⽀援している。

為替電⼦取引(eFX)

為替電⼦取引プラットフォームはシングル・ディーラーまたはマルチ・ディーラーの流動性プロバイダーと繋ぎ、スポット、フォワード、スワップ、リミット、NDF、貴⾦属の注⽂を⾃動化し、⼤量流通を可能にする。

リテール向けウェルスマネジメント

リテール向けウェルス・マネジメント・プラットフォームは最終顧客のオンボーディング、商品カタログ、注⽂管理、コンプライアンス、ポートフォリオ・ターゲット設定、資産評価およびP/Lステートメントの機能が含まれている。

プライベート向けウェルスマネジメント

プライベート向けウェルス・マネジメント・プラットフォームは全てのアセットクラスを扱う、マルチー・ディーラープラットフォームであり、資産管理計画、「クリック&取引」、書類作成、取引後の会計処理、P/Lステートメントおよび担保管理を提供している。

発⾏取引商品・在庫取引商品、最良執⾏、「Basket Optimiser」、発⾏者向けレポート「MIS」、タームシート、通知、ポストトレードのデータ管理
仕組商品 マルチ・ディーラー・プラットフォーム

プライベートバンカー、営業担当、最終顧客、投資顧問、ストラクチャーデスク、ミドル・オフィス向け

仕組商品業界はオープンアーキテクチャのプライシングに⼤きく従っています。オープンアーキテクチャとは、内部のデスクを含む 複数の流動性プロバイダーから、商品の価格をもらえることを意味します。 FinIQは債券、OTC、預⾦、ELIなどの多様な仕組商品を⾃動化しています。マルチ・ディーラー・プラットフォームは世界トップ の 25社と繋ぎ、プライシング、注⽂、執⾏、⽂書交換、ポーストトレード、MTMアップデートの時間短縮が可能です。そし て、マルチ・ディーラー・プラットフォームは最良執⾏の遂⾏だけではなく、オペレーション・リスクも格段に減らすことができます。 最終顧客、営業担当、ディーラー・デスク、流動性プロバイダー間の95%以上のコミュニケーションは電⼦的に⾏われるため、 最良執⾏だけではなくオペレーション・リスクも下げられます。その他、APIの連携も提供しているため、最終顧客⽤のトレー ディング・アプリのバックエンドとして導⼊することもできます。

取引可能価格発⾒、最良執⾏、通知、営業・ディーラー向けワークフロー、スケジュール
為替デリバティブ マルチ・ディーラー・プラットフォーム

プライベートバンカー、営業担当、投資顧問、ストラクチャーデスク、ミドル・オフィス向け

為替デリバティブの価格はリアルタイムのスポット価格と連動されています。そのため、最終顧客のための最良執⾏は電⼦プ ラットフォームで⾏われる必要があります。FinIQはマルチ・ディーラー為替デリバティブ⾃動化のリーダーです。プラットフォームで は世界トップの流動性プロバイダーから同時に価格を伺い、調達します。 このプライシングの⾃動化はユーザーがより効率的に最良執⾏することを可能にします。取扱商品としてはバニラ、バリア、デ ジタル、ストラテジー、そしてTRF、PIVOT、AQなどの商品があります。さらに、電⼦メール通知、スケジュールの管理、ターム シート⾃動作成、潜在的シナリオ分析「What-If」などの機能もあります。 最終顧客に対する営業マージンはFinIQのエンジンで計算されます。様々なプレトレードの確認・適合性チェックなどは⼊⼒ 間違いのようなミスを防ぐことに役に⽴ちます。

参考価格、取引可能価格、適合性、取引先経由の注⽂執⾏、IPO取引、流通市場取引、カストディアン連携
債券の注⽂、執⾏

プライベートバンカー、リテールバンカー、最終顧客、債券デスク、オペレーションズ部向け

債券の流通のバリエーションは様々であり、実際のワークフローは場合によって異なります。顧客に提⽰された価格は 主として参考価格であり、注⽂の執⾏はディーラーの裁量によって⾏われます。FinIQの商品カタログはどのような債券 でも取り扱いが可能です。 最終顧客に最適な商品の選定に当たって、営業担当者は複合的な条件検索が可能なサーチ機能を使って商品カ タログから条件に叶う商品をリストします。その上で、それらの商品についてコンプライアンス・適合性の確認をすること ができます。スプレッド計算エンジンは等が最終顧客に最適なスプレッドを提案しますが、担当者によって変更も可能 です。発注は個別に⾏うことも、複数の注⽂をまとめて⾏うこともできます。執⾏はFIX接続や様々な取引先とAPIを 通して、またマニュアルで⾏うことも可能です。契約ノート(Contract Note)、注⽂状況モニタリング、集計ポジション、 IPO割り当て、クーポン計算とエンタイトルメント、発⾏体別のリミット管理など、多くの機能が⾃動化されています。

成⾏注⽂、リミット注⽂、適合性、取引場ルーティング、執⾏、カストディアン連携、チャート
株の注⽂、執⾏

プライベートバンカー、リテールバンカー、最終顧客、エクイティーデスク、オペレーションズ部向け

FinIQの株注⽂管理モジュールは、ブローカー業務及びウェルス・マネジメントの両業務に適しています。このシステムにより株だけでなく、ETF、先物、オプションなどの上場商品の取引執⾏が可能となります。この機能はFIX プロトコルを含む業界標準プロトコルの利⽤により実現されます。市場データ、ニュース、企業報告書、過去データのチャートなどの価値のあるコンテンツが同じポータルで提供されます。 最終顧客の保有資産、損益、配当、株式分割等のコーポレート・アクション、キャッシュフロー、マージン、取引履歴、および注⽂状況は⼀つの画⾯でまとめられ、最終顧客とその担当アドバイザーの迅速な意思決定を⽀援します。注⽂は個別、または、まとめて発注することができます。全ての機能はFinIQ WebAppだけではなく、FinIQが提供するモバイルアプリでも提供されます。加えて、APIを利⽤して、こうした機能を⾃社開発のシステムに実装することも可能です。

信託リスト、NAV、ファクトシート、適合性、注⽂と割当、請求、カストディアン連携
投資信託の注⽂、執⾏

プライベートバンカー、リテールバンカー、最終顧客、投資信託商品チーム、オペレーションズ部向け

FinIQはFinIQ独⾃のシステムや⾃社開発システムをAPIで繋げることにより投資信託の募集プロセスを⾃動化します。様々な投資信託は柔軟な条件検索が可能な商品カタログで管理されています。投資信託のファクトシート、過去のNAVのデータ、⼿数料と料⾦は商品カタログに記載されています。注⽂はまず、適合性およびその他のプレトレードの確認から始まります。その後、発注はAPIで連携されている信託発⾏者へ送られます。割り当てが成功すると、最終顧客⼝座が更新され、契約書が⾃動で作成されます。 カストディアンとの照合、償還、コーポレート・アクション、トランスファー、担保としての差し⼊れ、スイッチングなど、多様なポストトレードの機能が⾃動化されています。資⾦調達⽅法は、現⾦または証券担保ローンでの選択が可能ます。定期的な買⼊等にも対応可能で、その都度⾃動で下流システムに注⽂を流せます。

RFQ, 価格依頼(RFQ)、RFS、⼀社ディーラー、複数ディーラー、「クリック&取引」、ポストトレード、決済
為替電⼦取引(eFX)

⽀店、トレードフィナンス、送⾦、ウェルス営業担当、為替デスク、バックオフィス向け

FinIQの為替電⼦取引(eFX)モジュールは、ヘッジ取引をユーザー⾦融機関内部で⾏う場合と外部の⾦融機関との間 で⾏う場合の両⽅に対応しています。⾦融機関内部で顧客取引のカバーを取る場合は、顧客への提供価格はトレーディン グデスクが提供する価格に様々なマージンを加えて算出されます。⼀⽅、外部の⾦融機関からカバーを取る場合は、FIXプ ロトコルベースの流動性プロバイダーとのネットワークを活かして最良執⾏をサポートします。スプレッド計算エンジンでは10個 以上のパラメータの組み合わせで最も適切なスプレッドの調整が可能です。 クレジット・リミットや預かり⾦残⾼などの確認は取引前、取引後の両時点で⾏われ、最終顧客属性情報などに基づいて 設定することができます。ロール・オーバー、ロール・バック、クローズ・アウト、キャンセル、修正、およびテイク・アップと内部の会 計基礎情報の作成、SWIFTの⽀払いも⾃動化されています。 スポット、フォワード、スワップ、フォワードフォワード、NDF、NDS、貴⾦属、CD、預⾦、およびリミット注⽂がサポートされていま す。モバイルアプリやAPIも提供されます。またFX取引の決済処理の観点から送⾦ワークフロー機能も提供しています。

ライブ・クオート、トレジャリ・マルチーディーラーからのプライシング、「クリック&取引」、フィキシング執⾏、MTM、ロールオーバー
⼆重通貨建商品の取引、管理

プライベートバンカー、ウェルス営業担当、最終顧客、トレジャリー営業、オプションデスク向け

⼆重通貨建商品はリーテルとプライベートウェルス部⾨で⾮常に⼈気ある商品です。FinIQは⼆重通貨建商品のプライシングを⾃動化し、イールドやストライクなどのターゲットを逆算できるようにしています。 プライシングとしては、⾃社のオプション・デスクより提供されるボラティリティ・サーフェスを利⽤する内部プライシングと、FIXプロトコルを通じて複数の流動性プロバイダーから価格の提供を受ける⽅式があります。構成要素の内預⾦・債券部分は、⾦融機関のトレジャリデパートメントで記帳処理される⼀⽅、為替オプション部分は内部で処理したり、外部とヘッジすることができます。 システムは参考価格と執⾏価格、電⼦メール通知、MTM、最終フィキシング、権利⾏使、そして、すべてのポストトレード・アクションを⾃動化しています。ロール・オーバーは期限に到達した取引、または、⾏使された取引をクリックするだけで執⾏できます。直ちに利⽤可能なモバイルアプリと銀⾏独⾃のGUIを⽀えるAPIも提供しています。

商品カタログ、申込書⼊⼒、保険会社連携、保険証券発⾏、添付契約、保険解約返戻⾦評価、ステートメント
保険の注⽂、執⾏

⽀店、オペレーションズ、営業担当、バンカシュアランス(保険)商品チーム向け

保険契約は概して極めて多様です。FinIQは異なる条件を持つ保険契約(投資⽤)のデジタル化及び管理ができる、⾃社開発の「UCP Toolkit」を提供しています。申込者の保険固有の属性確認から、保険会社とのやりとり、そして契約の発⾏など、申込⼿続の全てをカバーし、これらをユーザーが設定できるワークフローに従って全て管理することができます。このユーザ定義ワークフローは極めて柔軟性が⾼く、発⾏のワークフロー以外にも、保険解約返戻⾦、⽂書⾃動作成などのタスクを⾃動化することができます。 さらに、全ての機能を他システムから利⽤できるAPIを備えているため、このAPIを利⽤して⾃社システムを効率的に開発することが可能です。

Payoffの設定、プライシング・エンジン、逆算、API・電⼦メール・FIXで発注要請、書類交換、執⾏
セルサイド・バイサイド・オーケストレータ

ストラクチャーデスク、トレードデスク、営業デスク、営業担当向け

セルサイド・バイサイド・オーケストレータは流動性プロバイダーのより効率的な商品提供を⽀援します。仕組商品発⾏のワークフローはマルチ・フェーズでマルチ・パーティにに関わり、商品と付属ワークフローによってさらに複雑になります。 例えば、通常の場合、バイサイドは仕組商品の預⾦コンポーネントを内部で管理し、デリバティブの⽅を外部にヘッジします。また、外部から仕組商品ごとソーシングすることもできます。どこで何を処理するかによってワークフローは異なり、このような条件が多くなるほどワークフローは複雑になります。 商品はノート、スワップ、OTC、預⾦などの形で決めれます。流動性プロバイダーはバイサイドから電⼦メール、FIX、APIベースできたリクエスト「RFQ」を受け、内部でプライシングし、リクエストに応答します。注⽂確認、執⾏、書類作成、ISN更新、最終取引キャプチャーは完全に⾃動化されています。 このように、FINIQは「UCP」というフレームワークを活かして、それぞれ複雑なワークフローと多様な接続⽅法と機能を提供することで、流動性プロバイダーのディストリビューションをより円滑にします。

為替・為替デリバティブ・債券・株デリバティブ・株仕組商品、ライブ・プライシング、逆算、発注要請、執⾏ワークフロー
流動性プロバイダー向けクロスアセットeプライサー

プライベートバンカー、リテール向けWM、EAM、営業デスク、商品デスク向け

流動性プロバイダー向けのクロスアセットeプライサーモジュールはウェブアプリであり、各地域のバイサイドがユーザーと取引をできるようにします。株系、為替系、⾦利系を含む、様々な資産クラスの商品を扱っています。 プライシングは瞬時に⾏うことが可能で、様々な逆算の選択肢があります。また、注⽂はプライシング同時に執⾏することができます。リミット注⽂もサポートしています。その他に、⼈気な原資産、今⽇のトレンド、ニュースなどのアドバイザリー・サポートの機能もあります。ユーザーはこのモジュールでお気に⼊り商品リストを作ることができ、リスト全体をプライシングすることも可能です。

取引情報取得、許可のワークフロー、書類管理、資産評価、イベント・償還・満期管理
仕組商品の注⽂、執⾏

ストラクチャーデスク、ミドル・オフィス、バック・オフィス、コンプライアンス向け

このモジュールは種々の電⼦取引プラットホームで締結された取引に加え、個別にマニュアル処理をする必要がある取引を集約することができます。集約・保存される情報としては取引条件、イベント・スケジュール、プライシングや規制によって要求され情報、最終顧客情報などがあり、FinIQのUIでの⼿⼊⼒、ファイルアップロード、他のシステムからAPIで取り込む等の⽅法があります。 このシステムは取引を締結時から満期まで維持し、管理します。各種イベントの発⽣時に各ユーザに、権限に応じた通知を発信する機能、時価評価、感応度分析を⽇時に算出し記録する機能、発⾏者からの⽂書と最終顧客⽤の価各種⽂書を⾃動作成・統合管理する機能、ユーザーアクションのログの記録、管理機能、そして会計および決済関連情報の出⼒機能等々を提供することが可能です。

商品登録、預⾦・投資信託・債券・株・保険・CASA・オルタナティブ投資、資産評価、保有資産管理、ステートメント
リテール向けの投資、預⾦注⽂

商品チーム、オペレーションズ、⽀店、プライベートバンカー、最終顧客、コンプライアンス向け

「FinIQ Retail Investment Booking Module」は債券、投資信託、保険、預⾦、株、ローン等のリテール向けの⾦融商品を記帳、管理することが可能で、様々な商品の「Central Repository」として機能します。 加えて、最終顧客⽤の資産報告等の各種帳票・報告書などの作成、カストディアンに関する計算、ポーストトレードのイベント管理などの機能を提供します。 取引の記帳については、FinIQのシステムで執⾏された取引は無論のこと、他のシステムで執⾏された取引についても、⼿⼊⼒、アップロード、電⼦メール、もしくはAPIを通じて、柔軟に対応することができます。

為替・⾦利・信⽤型のデリバティブの取引情報取得、許可ワークフロー、イベント・償還管理
為替・⾦利デリバティブの注⽂、執⾏

商品チーム、プライベートバンカー、ミドル・オフィス、オペレーションズ、コンプライアンス向け

為替・⾦利デリバティブモジュールは全ての為替・⾦利系デリバティブ取引を統合管理します。統合の対象になる取引には外部システムでの注⽂・執⾏された取引も含まれます。 全ての取引を統合管理することには様々なメリットがあります。その⼀つの例は内部コンプライアンスとレギュラートリー・レポーティングをより容易にすることです。管理レポートの作成、取引先集中リスク、ミドル・オフィスのイベント管理、バック・オフィスの決済、そして会計などの業務の効率化を総合した取引の情報を活かすことで実現することができます。 その他にも、 1.Mark-to-Marketや感応度などの随時更新 2.上流および下流システムとのリコンサイル及び、タイムスタンプやユーザー操作ログのレート 3.会計記帳情報及び決済情報の⽣成 4.最終顧客のポジションに対するマージン計算及びマージンコールのワークフロー などをサポートします。

株・債券・投資信託のコーポレート・アクションのワークフロー、SWIFT、通知、返事、計算・調整・会計⼊⼒
カストディ、コーポレート・アクション

商品チーム、営業担当、オペレーションズ向け

カストディアン・コーポレート・アクションモジュールは株や現⾦決済, そして株、投資信託、債券に関するコーポレート・アクションを含む、様々なポストトレード・決済を⽀援しています。さらに、このモジュールはカストディアンとの調整を⾃動化します。コーポレート・アクションの通知、最終顧客への通知、最終顧客回答の収集及び、それ以降のエンタイトルメント処理はワークフローを介して管理されます。 決済⽇に証券を売買した場合、モジュールは内・外部システムからの情報や様々なイベントを連携・調整し、エラーのないデリバリーを確かにします。さらに、過去すべてのイベント、各イベントに関連する最終顧客の保有資産および取引の⼀覧をモジュールで確認できます。 また、個々エンタイトルメントの合計と全体のエンタイトルメントの⼀致有無を確認する要約と詳細分析ツールを提供しています。

担保(⾦融・⾮⾦融)、ローン、デリバティブ・エクスポージャー、LTV・マージン⽐率価格評価、マージンコールのワークフロー
担保・マージン管理

商品チーム、信⽤チーム、営業担当、オペレーションズ、コンプライアンス向け

FinIQの信⽤管理モジュールはPB、トレジャリー、市場⾦融業務、コーポレートバンキング を含む様々なビジネスセグメントに適します。このモジュールはクレジット・リミットベース、及び担保ベース両⽅の信⽤管理を含みます。リミットは取引⾦額と⼀⽇当たりの決済額に設定されます。そして、担保は債券、株式、預け⾦等の⾦融商品に加え⾮⾦融商品も扱うことができます。 エクスポージャーの計算の対象になる商品は幅広く、ローンや⾦利スワップ、FXオプション等のOTCデリバティブもカバーします。担保対象の有無、マージンコールとその警告はワークフローで管理されます。「Loan-To-Value Ratio」はポートフォリオレベル、各資産レベルで⾃由に設定でき、その設定によって最終顧客からポートフォリオか各資産を担保として提供させてもらいます。担保とエクスポージャーの組み合わせに対するイニシャル・マージン、メインテナンス・マージン、クローズアウト・マージンは全てモニタリングされています。

「Payoff」のモデル作り、市場データ、決定プロセス、償還管理・計算、通知、決済
仕組商品のライフサイクル管理

商品チーム、ミドル・オフィス、オペレーションズ、営業担当向け

仕組商品ライフサイクル管理モジュールはポストトレードのモジュールであり、商品のライフサイクル・イベントを管理します。商品のライフサイクルはFinIQ独⾃⾔語「FinSPL」で実現されています。新しい仕組商品の定義も「FinSPL」で⾏い、市場データを活かし、終値と⽇中価格を求めたり、ルールの設定と計算エンジンを⽤いてクーポンなどのキャッシュフローを計算したりします。 そして、キャッシュフローには影響を与えないイベントにも対応しています。具体例として、KI、MTM評価、メモリー・チェック、グリーク ス、コーポレート・アクションなどがあります。さらに、モジュールは流動性プロバイダーと電⼦的に繋がり、流動性プロバイダーから計算・評価された実際ライフサイクル・イベント情報を受け取ります。 中間、最終商品現況はフィルター付きの動的ダッシュボードに表⽰され、営業担当やオペレーションズ部からディーラーまで利⽤可能です。

テンプレートのデザイン・マッピング、プレトレードからポストトレードのイベント書類、簡単・リッチデータ、オーケストレーションのワークフロー
⽂書管理

商品チーム、オペレーションズ、営業担当、コンプライアンス向け

FinIQの「DocGen」モジュールは⾃動⽂書作成モジュールであり、セルサイドにもバイサイドにも適しています。DocGenは⽂書テンプレートをデータと条件タッグに定義し、「Word」、「HTML」、「PDF」、そして「電⼦メール」の形で⾃動的に作成します。また、外部からの⽂書を受け取り、必要なデータを追加して発送することもできます。タッグ、様式などの設定はメーカー・チェッカー・プロセスと変更記録機能で管理されています。 ⽂書作成は取引前取引前後ででき、クオート、発注、執⾏、決算、コーポレート・アクション、様々なイベントに繋げられます。⾃動に作成された⽂書は全てバージョン番号付きであり、データベースや指定のフォルダに保存できます。テーブル、チャート、グラフ、複数⾔語、ロゴなどの⾮テキスト内容も扱えます。

保有資産管理・表⽰、コーポレート・アクションに当たる計算、出⼊⾦、ステートメント、損益計算、リスク分析、取引制限、、ポートフォリオ・ターゲット、ポートフォリオ・リバランス
ポートフォリオ管理

投資顧問者、営業担当、商品チーム、コンプライアンス向け

FinIQのポートフォリオ管理モジュールは投資顧問、そして、WMの営業担当の業務をサポートします。システムは、最終顧客のオンボーディング業務から、リスクプロファイル評価、そして、商品適合性などを確認した後、複数の事前に⽤意されたパターン、あるいは個別の事情を考慮したテーラメードのポートフォリオ提案作成プロセスまでカバーします。 FinIQの注⽂管理モジュール及び他のシステムで記帳された取引情報はポートフォリオ管理モジュールで総合されます。具体的には、上流の注⽂管理システムからの保有資産、そして、コーポレート・アクション決済の結果が実際のポートフォリオを構成しています。 ポートフォリオ管理モジュールはまた、定期的に最終顧客のポートフォリオとターゲット・ポートフォリオを⽐較し、リバランスの提案を出します。提案が選択された場合、これらの取引はFinIQの注⽂管理システム或いは他のシステムを経由して取引所等の種々の取引執⾏プラットフォームで執⾏されます。 モジュールは動的ダッシュボードや⾃由に定義できるレポートを通じて、リアルタイムの市場データで計算されたP/L、リスクの⽐率、キャッシュフロー、そして、ポジションなどの情報を提供します。

スポット・スワップ・イールドカーブなどの市場データ、相関性・ボラティリティ・サーファス、「Closed Form」・「Simulation」のモデル、グリークス、逆算
デリバティブのプライシング・モデル

商品チーム、リスクチーム、営業アドバイザー、営業担当向け

FinIQのプライシング・ライブラリは標準APIの形で具現した数学的な公式とアルゴリズムで構成されています。FinIQのプライシング・エンジンでは参考価格を計算することができ、需要によってこの価格を参考⽤だけでなく、取引⽤価格にすることもできます。 市場データは為替スポット・スワップ、⾦利、MM⾦利、IRS⾦利、ボラティリティ・サーフェス、債券価格、相関、株価などを含め、このデータはリアルタイム、または定期的に更新することができます。モデル選択肢では「Black-Scholes」や「VannaVolga」などの閉形も含め、「Stochastic Volatility」を提供しています。イールド・カーブとボラティリティ・サーフェスは様々なデータと補間⽅法を混⽤して計算しています。計算モデルに内装されている逆算の機能は、様々なストライクやバリア指定に対するプレミアムと前払い⼿数料の確認を可能にします。

また、デルタ、ベガ、ガンマなどのギリシャ指標の計算も可能です。スケジュールの⽣成は、市場規範と公開された休⽇カレンダーに基づいています。さらに、取引前後の潜在的シナリオ分析「WhatーIf」、ストレス・テスト、バック・テスト、複数のリスク評価ツールが提供されています。 FinIQ独⾃のスクリプト⾔語「FinSPL」を活かして、より簡単に新しい商品を作り出すことができます。

最終顧客リスク分析、ポートフォリオ企画、取引制限・ターゲット、通話履歴、損益計算書、リスク・アドバイス、投資顧問のワークフロー、イベント・カレンダー、ステートメント
最終顧客アドバイザリー

投資顧問、プライベートバンカー、リーテルバンカー、オペレーションズ、コンプライアンス向け

商品を中⼼として構成された他のモジュールとは違い、FinIQのアドバイザリーモジュールは最終顧客中⼼の機能を持ちます。このモジュールに、最終顧客のプロフィール、個⼈情報、連絡先、KYCや今までのやりとり、そして預かり資産の詳細、RFQ、注⽂、取引履歴、収⼊、利益、⼿数料、各種書類やコーポレート・アクションの通知などが集約されます。これらの内容についてドリルダウンによって更なる詳細の確認、商品機能へのアクセスが可能です。 最終顧客との取引関係の状況は、取引ボリューム、コミッション、ヒット率、取引数、AUMなどの項⽬で測られ、セールス担当の営業⽅針策定を⽀援します。その他、預かり⾦残⾼、担保可⽤性などの情報も確認できます。 このモジュールは⼀部機能に制限をつけて最終顧客に直接提供することができます。最終顧客に提供する場合、⼀般に、投資提案、市場分析書類、通知、ニュース、レポートなどの取引執⾏以外の機能が提供されます。対象になる顧客層は、リーテル顧客、WM顧客、IFAなどであり、各顧客層にはそれぞれ異なる設定や制限をかけることができます。